2013年1月31日木曜日

The Forgotten グリーン・デイ (Green Day)

Green Dayの3部作アルバム'Uno!,Dos!,'Tre!の三作目,Tre!からの最初のシングルで,映画The Twilight Saga Breaking Dawn Pat 2.(トワイライト・サーガ・ブレイキング・ドーン第二章)の挿入歌になっています。前作Stray Heartは,女たらしの最低野郎を主人公にした曲でしたが,この曲はこれとは全く違います。Billy Joe Armstrong自身がRolling Stones誌に語ったように,確かに「(パーティの)後片付けをしている」感じです。
ファンタジー・ファンではないので,今までそういう小説を読んだこともありませんし,このシリーズにさほど興味があるわけでもないのですが,Christina PerriのA Thousand YearやIron and WineのFlightless Bird, American Mouth,そしてこの曲The Forgottenと,この映画シリーズの挿入歌は好みです。
From their trilogy album ''Uno!'Dos!'Tre!'.  This is the first single off from 'Tre' and featured in a film 'The Twilight Saga Breaking Dawn Pat 2.'  Unlike 'Stray Heart' which is about a 'womanizing jerk,' the message this song carries is beautiful.  As Billy Joe Armstrong himself told Rolling Stones, it's sure about "cleaning up the mess (of the party)."
I've never been a big fan of fantasy stories and never read any of the category.  I'm not interested in the sequels itself but I love some of songs featured in them, like 'A Thousand Years (Christina Perri), 'Flightless Bird, American Mouth' (Iron and Wine) and this 'The Forgotten.'  I'm not a teenage girl but I think I appreciate these songs.  
The Forgotten  (Green Day)
Where in the world's the forgotten
They're lost inside your memory
You're dragging on, your heart's been broken
As we all go down in history

Where in the world did the time go?
It's where your spirit seems to roam
Like losing faith to our abandon
Or an empty hallway from a broken home

Well don't look away from the arms of a bad dream
Don't look away, sometimes you're better lost than to be seen

I don't feel strange, it's more like haunted
Another moment trapped in time
I can't quite put my finger on it
But it's like a child that was left behind

So where in the world's the forgotten?
Like soldiers from a long lost war
We share the scars from our abandon
And what we remember becomes folklore

Well, don't look away from the arms of a bad dream
Don't look away, sometimes you're better lost than to be seen
Don't look away from the arms of a moment
Don't look away from the arms of tomorrow
Don't look away from the arms of a moment
Don't look away from the arms of love

自分が忘れてしまった人間は
一体どこへ行くのかって?
みんな記憶の中に消えるんだよ
そのことにこだわって,ずっと傷ついてるけど
そんなの誰でもそうなんだ
誰だっていつかは歴史の一部になっていく

あの頃の時間は
一体どこへ消えるのかって?
その頃のことを考えてるみたいだけど
そういう記憶の中に消えるんだよ
置き去りにしたものがもうどうでもよくなるみたいに
そうでなきゃ,もう壊れて住む人のいなくなった
家の玄関に消えるんだよ *

悪い夢に思えても,そこから目をそむけちゃダメだ
いつまでも記憶に残るより忘れてもらった方がいいこともある

あの頃の記憶にヘンな感じがするわけじゃない
それどころか,今もあの頃なんじゃないかって気がして
いつも頭から消えて行かない感じなんだよ
普通の時間の流れのなかに
それとは関係ない瞬間が挟まってる感じかな
これがそうだとはっきりわかってるわけじゃないけど
子どもが家族とはぐれた感じなんだ

それで忘れてしまった人間は
一体どこへ行くんだろう?
昔の戦争の兵士のように
誰でもみんな,置き去りにしてしまったことで傷つきながら
記憶に残っていることを物語として伝えていく 

悪い夢に思えても,そこから目をそむけちゃダメだ
いつまでも記憶に残るより忘れてもらった方がいいこともある
この瞬間を精一杯生きればいい
将来をしっかり見つめて歩いていけ
現実から目をそむけたり
愛ってものから逃げたりしないで

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(補足)

* 歌詞のこの部分に登場するhomeという単語。「家」ですが家屋としての「家」ではなく,「家庭」としての家を指します。また,歌詞のなかでは比喩的に「本当の自分」や「自分の居場所」という意味で使われることもあります。ここをhouseにせずhomeにしたことで昔の自分を表現しているのかもしれません。

(余談)

本当に英語の人称には悩まされます。この歌詞でも,一人称単数(I),二人称(you),そして一人称複数(we)が登場するのですが,これが一体誰を指しているのかがなかなか理解できませんでした。

これが日本語の場合であれば,それが誰を指しているのか,口調や語尾で明らかなことが殆どなのですが,英語はその点が辛い。

無論,曲によっては容易に理解できる場合もあるので,最終的にはアーティストとの相性という他ないのかもしれませんが,Green Dayは私とはあまり相性が良くないようで,ほぼ毎回苦しんでいるような気がします。

思うにこれは生活に根差した英語に触れている時間が絶対的に不足しているためではないか。なにしろ「純国産」なので,海外で生活なさったことのある方と比べると,その点が圧倒的に劣っています。

目下打開策を鋭意検討中です・・・・が,簡単に見つかるとは思えない・・・。


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