2014年2月20日木曜日

Tubthumping (I Get Knocked Down) チャンバワンバ (Chumbawumba)

いつどこで聞いたか正確には覚えていませんが,この曲をなにかのTVやラジオで繰り返し耳にした覚えがあります。間違いなく知っている曲です。
この曲の歌詞については,piss awayという表現が「浪費」するという意味なので,飲んで憂さ晴らしをする内容だという説と,逆に,世の中に対して決して諦めないと宣言する内容だとする説があります。曲のメロディやリズムを考えると,後者の方に説得力があるように思われますが「歌うのは,楽しかったあの頃を,思い出させるそんな曲,今よりよかった頃のことを,思い出させるそんな曲というくだりを見るとその逆にも思えてきます。
Although I can't name it exactly when and where, I'm sure I heard the song somewhere repeatedly on TV or on radio.  I know the song and that's for sure.
As for the lyrics, some say it's about drinking your worries away because "piss away" means "to consume, spend, or employ wastefully".  Others say, it's about declaring to the world that you'll never give up.  The melody and the rhythm of the song make the latter more convincing but lines "He sings the songs that remind him, Of the good times.  He sings the songs that remind him, Of the better times" imply otherwise.  
Tubthumping (I Get Knocked Down)   (Chumbawumba)
We'll be singing
When we're winning
We'll be singing

I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down
I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down

Pissing the night away
Pissing the night away
He drinks a whiskey drink
He drinks a vodka drink
He drinks a lager drink
He drinks a cider drink
He sings the songs that remind him
Of the good times
He sings the songs that remind him
Of the better times

Oh, Danny Boy
Danny Boy

I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down
I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down

Pissing the night away
Pissing the night away
He drinks a whiskey drink
He drinks a vodka drink
He drinks a lager drink
He drinks a cider drink
He sings the songs that remind him
Of the good times
He sings the songs that remind him
Of the better times

Don't cry for me
Next door neighbor

I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down
I get knocked down
But I get up again
You're never gonna keep me down

I get knocked down
(We'll be singing)
But I get up again
You're never going to keep me down
(When we're winning)
I get knocked down
(We'll be singing)
But I get up again
You're never going to keep me down

(Ooh, ooh, ooh)

みんなで歌うんだ
勝利が見えて来た時は
みんなで歌を歌うんだ

打ちのめされても
また立ち上がる
そんなことで負けたりしない
やられても
立ち上がってやる
くたばってなんかいられるか

夜通しで
徹底的に飲み明かす
ウィスキー
ウォッカ
ラガー
シードルと
手当たり次第に飲みながら
歌うのは
楽しかったあの頃を
思い出させるそんな曲
今よりよかった頃のことを
思い出させるそんな曲

ダニー・ボーイ *
ダニー・ボーイ

打ちのめされても
また立ち上がる
そんなことで負けたりしない
やられても
立ち上がってやる
くたばってなんかいられるか

夜通しで
徹底的に飲み明かす
ウィスキー
ウォッカ
ラガー
シードルと
手当たり次第に飲みながら
歌うのは
楽しかったあの頃を
思い出させるそんな曲
今よりよかった頃のことを
思い出させるそんな曲

俺のために泣かないでくれよ
お隣さん

打ちのめされても
また立ち上がる
そんなことで負けたりしない
やられても
立ち上がってやる
くたばってなんかいられるか

打ちのめされても
(みんなで歌うんだ)
また立ち上がる
そんなことで負けたりしない
(勝利が見えて来た時は)
やられても
(みんなで歌を歌うんだ)
立ち上がってやる
くたばってなんかいられるか

(補足)

* Danny Boy・・・あの「ダニー・ボーイ」ですが,英国では葬儀の際に使われる曲だということです。

(余談)

とにかく困惑続きでした。なにしろまずバンド名が読めない。そこへもってきて,歌詞を読めば読んだで,勇ましく打って出ているのか,それとも酒場でグチっているのかがさっぱりわかりません。

歌詞の中に;

夜通しで
徹底的に飲み明かす
ウィスキー
ウォッカ
ラガー
シードルと
手当たり次第に飲みながら

という箇所が出てきますが,そもそもこれだけ飲んでしまっては,いかに酒豪と言えども「打ちのめされても,また立ち上がる,そんなことで負けたりしない」のはかなり難しいのではないでしょうか。

それはともかく,この曲メロディーだけ聴いていると,オクトーバーフェストのように大勢がビール片手に陽気に騒ぐイメージなのですが,歌詞を見ると,スナックで中間管理職のオヤジが,タバコを手にしたママを相手にグチっているような昭和なイメージです。

「ママ~ちょっと聞いてくれよぉ」と持ちかける客を相手に,ママの方も「はいはい,どうしたの岡田さん(仮名)」と相槌を打つでもなく突き放すでもなく適当に相手をしている感じ。しかも,私の脳裏には,このスナックが登場人物の配役つきで無駄に具体的に浮かんでいます。

(ママ)Cher姐さん
(チーママ)Lana Del Rey
(岡田さん「仮名」)Cee Lo Green です。

(岡田)「今日会社で若いヤツらがカラダ鍛えるって話してたからさぁ,俺もちょっと入っていったわけよ。なにしろ俺こう見えても昔は結構鍛えてたことあったからさぁ。そしたらそいつらの1人が『岡田さん,カラダ鍛えるよりダイエットする方が先じゃないんですか』なんて言いやがんだよ。いきなり俺をデブ扱いだよ?失礼だろ?」

(ママ)「あらぁそれはちょっとねえ。・・・だけど岡田さん,この間メタボ検診で引っかかったって自分で言ってたじゃないの。」

(岡田)「いやそれはそうなんだけどさ。けど物の言い方ってあるだろ?『そう言えば岡田さん,昔結構鍛えてたらしいッスね』とかさ・・・。」

(ママ)「まあそうよねぇ。そう言われれば確かにねえ・・・あ,岡田さん何か食べる?焼うどんならすぐできるけど?」

(岡田)「あ,じゃあそれ。ええとそれから・・・あママ,こないだ食べたポテトサラダ,あれ美味しかったなあ。今日もある?」

(ママ)「あるわよ。ちょっと待ってね・・・ねえ,ラナちゃん,あのポテトサラダどこだった?」

(チーママ)「夕方冷蔵庫の上の段にラップかけて入れておきましたけど・・・」

(ママ)「・・・ああ,あったあった,これこれ。はい岡田さんおまちどうさま」

(岡田)「そうそうこれが美味かったんだよ。いただきまーす」

・・・こうして岡田さんのメタボは一層加速していくわけです。

(注)この作品はあくまでもフィクションであり,実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

13 件のコメント:

  1. 深夜のラジオで勉強しながら聞いて、テンションが上がりすぎて、勉強しないで夜の町を散歩した記憶があります。
    どことなくテンションがあがる曲ですよね。
    何度でも立ち上がるみたいな歌詞なのに、最近の薄っぺらい応援歌みたいな悲壮な感じがなくて、あくまで軽く楽しいリズムで前向きな曲調ですよねー

    拙い日本語ですいません(+_+)

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    1. コメントありがとうございます。この曲を聞いてそうなったわけではありませんが「テンションが上がりすぎて夜の町を散歩した記憶」は私にも覚えがございます・・・が後で大変な目に遭ってしまいました。

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  2. 大変な目って...
    どんなだったんでしょう(>_<)
    気になって眠れません笑



    いつもたのしく読ませていただいています。
    ありがとうございます♪

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ただ「大変な目」の内容についてはあまり気になさらず,どうかよくお休みください。間違っても,眠れないからと私のように深夜の散歩にはいらっしゃいませんよう。

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  3. >>この曲をなにかのTVやラジオで繰り返し耳にした覚えがあります。

    この曲は1998年(平成10年)にニッカウヰスキーの「スーパーニッカ」のCMで、熊が遡上する鮭を捉える映像とともに

    BGMとして取り上げられています。

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  4. 私はこの曲を聞くと中学生の頃を思い出します。一時期、とくダネで流れてました。
    そして、その頃は東日本大震災の復興現場の中継がひっきりなしでしたから、やっぱりそのことも思い出します。(厳密にはこれらの時期は多少ずれているかもしれません)
    彼らは一発屋なんて言われているようですが、私はずっと覚えているし、忘れられませんよ……。
    なにかの折に思い出しては口ずさみ、でも曲を改めて調べることはなく震災を思い出し……。
    ダニー・ボーイや“いかに酒豪といえど〜”のところは、今更ながらにドキッとしました。
    でも、このブログを知れてよかった。
    vestigeさんが健やかでありますようにと、勝手にお祈りしております。
    ありがとうございました。

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  5. 私事ながら、先日かなり悪性の白血病を告知されました。で、昔から好きだったこの曲を思い出して聞き、「ざけんじゃねぇぞ、俺がやられっ放しだと思うなよ、絶対ボコボコにしてやるからな!」と自分を奮い立たせています。やっぱり音楽っていいですね。チャンバワンバに感謝です!

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    1. コメントありがとうございます。お話をうかがい胸がつぶれそうになりました。何もできない自分が歯痒いばかりですが,せめてこの曲(https://oyogetaiyakukun.blogspot.com/2012/05/swim-jacks-mannequin.html)をご紹させてください。
      リードでも述べているようにこの曲を作ったAndrew McMahonは急性リンパ性白血病と診断されましたが見事に病に打ち勝ち現在も活躍しています。どうかお心を強く持って病に立ち向かわれますよう。私も心よりご恢復をお祈りしております。

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    2. いつの時代も、無名の人々が立ち上がり勝利した戦いには歌がともにありました。フランス革命で歌われた曲は国歌になりました。COPPI-2さまも朗らかに歌い上げながらの素晴らしい勝利となりますようお祈りいたします。   

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    3. COPPI-2様
      ボコボコにしてぶっ飛ばしてやりましょう!!最大のポジティブエネルギーをお送りします(*^^*)

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    4. vestigeさまのTwitterから拝見しました。どんなにつらい状況でも人には奇跡を起こせる未知の力があると信じております。COPPI-2さまのご病気がよくなれれますよう心から応援いたします。

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  6. COPPI-2様
    来年 再来年とこれからもずっと いい音楽に出会えるはずです。
    一緒にたいやくくんを楽しみましょう。

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  7. COOPI-2様

    vistige様のTwitterから知りました。
    辛い状況ですね。
    私は辛い時、自分は意地悪をしたりしないし、恥な行いはしてない。だから、自分に対して,酷い事,乗り越えられない事は返ってこない,そう思うようにしてきました。私の事ですが、昨年、右手の手術をして、手術もあまりうまくいなく、先が見えませんでした。12月半ば、やっとは見通しがたってきました。今年は仕事も復帰できると思うようにしています。
    辛い時だけでなく、楽しい時、嬉しい時,いつも音楽はそばにありました。その時々の状況がありありと目に浮かびます。今はきっと奮い立たせる曲なのでしょうか。応援しています。

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