2014年3月1日土曜日

Uprising of Love メリッサ・エスリッジ (Melissa Etheridge)

Wikipediaによれば,現在同性婚を国のレベルで認めている国が15か国,地方自治体レベルで認めている国が数か国あります。残念なことに日本はそのどちらにも入っていませんが,この問題を取り巻く状況はロシアの方が厳しいようです。Wikipediaの記述によると「2013年ロシアでLGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックス)の人々を取り締まる法が成立したことがきっかけで,彼らに対するいやがらせ,逮捕や暴力などが始まった」ということです。
"Uprisning of Love"は2013年12月に発足した同名組織のための曲で,ロシア自由基金(Russian Freedom Fund)をサポートすることで,ロシアのLGBTIの人々が暮らしやすい社会を実現しようとするものです。Melissa Etheridgeはこの組織の共同創設者であすが,彼女以外にも,Madonna,Cyndi Lauper,James Franco,Sara Gilbert,Sean Hayes,Chris Colfer,George Takei,Sigourney Weaverなどの著名人がこの運動を支持しています。
According to Wikipedia, currently gay marriage is legal in fifteen countries and some of sub-national jurisdictions.  It's a shame Japan is not on either of the lists but things are much worse in Russia.  Wikipedia says, "In 2013 Russia has enacted new laws against LGBTI ( lesbian, gay, bisexual, transgender, and intersex )
"Uprisning of Love" is an eponymous song for an organization launched in December 2013 to support the Russian Freedom Fund, working to enact positive change for lesbian, gay, bisexual, transgender, and intersex (LGBTI) Russian people.  The singer Melissa Etheridge is co-founder of the organization and it's supported by other celebrities including Madonna, Cyndi Lauper, James Franco, Sara Gilbert, Sean Hayes, Chris Colfer, George Takei, and Sigourney Weaver.
Uprising of Love  (Melissa Etheridge)
My eyes are wide-open recognizing change
It feeds the fires of the fear
Where human love seems strange
I'm gonna rise above
I believe that love is love
I'm gonna raise my hands
With every woman, child and man

I'm gonna start an uprising
I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love

There's no need for hiding
And there's no need for shame
Come into the sun, tell everyone
Love has a face it has a name
I'm gonna rise above
I believe that love is love
I'm gonna raise my hands
With every woman, child and man

I'm gonna start an uprising
I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love

A sacred force created me
In that I had no choice
Gave me my heart and who it loves
My arms to hold and gave me my voice

I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love

今何が起こってるか
それがわかってるから
しっかり見張ってなきゃいけない
このままじゃ
いたずらに恐怖ばかりが募ってしまって
誰かを好きになるってことが
おかしなことになってしまうけど
そんなことには惑わされない
誰かを好きになる
気持ちに変わりなんかない
だからこれから戦うよ
性別や年に関係なく
周りのみんなと一緒になって

だから立ち上がって戦うよ
みんなと「愛」でつながって
流れを変える戦いを
これからここで始めるよ

コソコソなんてしなくていい
恥ずかしいことじゃないんだから
堂々と表に出て
周りに言えばいい
愛の形は人それぞれ
まるで顔や名前みたいに
その人だけのものなんだ
だから惑わされない
誰かを好きになる
気持ちに変わりなんかない
だからこれから戦うよ
性別や年に関係なく
周りのみんなと一緒になって

だから立ち上がって戦うよ
みんなと「愛」でつながって
流れを変える戦いを
これからここで始めるよ

この自分を作ったのは
神のご意思なんだから
変わるなんて無理だった
そしてその聖なる力が
誰を好きになるかを決めたんだし
その人を抱きしめる
腕とこの声をくれたんだ

だから立ち上がって戦うよ
みんなと「愛」でつながって
流れを変える戦いを
これからここで始めるよ

(余談)

以前投稿した一方向のMoments http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/09/moments-one-direction.html
やDavid GuettaのShe Wolf http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/10/she-wolf-david-guetta-ft-sia.htmlと同じく,おおよその意味はわかるものの非常に訳しにくい歌詞でした。とりわけ:

I'm gonna start an uprising
I'm gonna start an uprising of love
I'm gonna start an uprising of love

の箇所が難しい。「uprising of love」とはどういうことなのか。無論,そこまで考えず「愛の蜂起」あるいは「愛の反乱」とすればいいのかもしれませんが,そうすると,そこだけ訳語が突出した印象になるだけでなく,一体主人公が何をやろうとしているのかが逆にぼやけてしまいます。

またそれ以外にも「Love has a face it has a name」も曲者です。直訳すれば「愛には顔も名前もある」ですが,それは一体どういう意味なのか?最初はなかなかわからなかったのですが,当のMelissa Etheridgeが「愛には形もないし予測もできない。だけど人間ならみんな誰でもわかるものだし,みんなが求めているというもの」と答えていることを踏まえて,訳文のような形になっています。

それはともかく,以前から常々思っていたことなのですが,タイトルに「愛の」や「夜の」とついた途端,なんでもない地味な単語や真面目な単語が(いやむしろそういう単語こそが)いきなり意味なく「エロく」なってしまうのは一体どうしてなんでしょうか?

例えば「愛のブログ」。無論神の愛や家族の愛について語る真面目なブログである場合がほとんどでしょうが,だからといってや煩悩方面にシフトしたものが皆無であるとは言い切れません。「夜のおよげ!対訳くん」に至っては,取り上げる曲が今以上に(エロ方面すなわちR&BやHiphop方面)に偏ってしまいそうですし,前述の「愛の蜂起」や「愛の反乱」にしても,タイトルを聞いただけで,一世を風靡したあの文芸作品を思い出してしまいます。

1 件のコメント:

  1. 弟子になりたいです!!!
    英語習得したいです!!!

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