2015年5月13日水曜日

Money's Too Tight To Mention シンプリー・レッド (Simply Red)

Casimir Pulaski Day やBohemian Rhapsodyといったタイトルを見ても歌詞の内容はわかりませんが,この曲のようなタイトルならその点は明らかで,タイトルを見れば経済的に困窮した人間の曲だということがわかります。主人公は金の問題を解決すべく,兄,父親,銀行に金を貸してくれと頼みますが断られてしまいます。
While song titles like Casimir Pulaski Day and Bohemian Rhapsody don't epitomize the lyrics, a song titles like this is pretty self-explanatory.  When you see it, you know it's about someone who suffers economic hardships.  The protagonist is trying to solve his financial problem.  He asks his brother, father and bank to loan him some money but has his request denied.
Money's Too Tight To Mention  (Simply Red)
I been laid off from work my rent is due
My kids all need brand new shoes
So I went to the bank to see what they could do
They said Son looks like bad luck got a hold on you

Money's too tight to mention
I can't get an unemployment extension
Money's too tight to mention

I went to my brother to see what he could do
He said Brother I'd like to help but I'm unable to
So called on my father, father
Almighty father, he said

Money's too tight to mention
Oh money money money money
Money's too tight to mention
I can't even qualify for my pension

We're talking 'bout reaganomics *
Oh lord down in the congress
They're passing all kinds of bills
From up there on capitol hill, we've tried it

Money's too tight to mention
Oh money money money money
Money's too tight to mention
Cutbacks!

We're talking 'bout the dollar bill
And that old man who's over the hill  **
Now what are we all to do
When money's got a hold on you

Money's too tight etc.

We're talking 'bout money money
We're talking 'bout money money

しばらく仕事にあぶれてるのに
家賃も入れなきゃいけないし
子どもにも
靴を買ってやりたくて
銀行に掛け合ってはみたけれど
そこでこう言われたよ
運が悪過ぎるって

話にさえもならないくらい
とにかく金に困ってる
失業手当もこれが最後で
もう次からはもらえない
話をするのもイヤになるほど
とにかく金がないんだよ

だからアニキのところへ行って
助けてくれって泣きついた
そしたらこう言われたよ
できたらそうしてやりたいけど
こっちもそんな余裕はないって
それでオヤジに掛け合った
オヤジなら
きっとなんとかしてくれる
なのにこう言われたよ

話にさえもならないくらい
とにかく金に困ってる
金,金,金のことばかり
話をするのもイヤになるほど
とにかく金がないんだよ
年金を貰いたくても
その資格がないんだよって

それで一緒に話をしたよ
レーガノミクスの話をな *
頼むぜ,あいつら連邦議会で
ありとあらゆる法案を
次から次へと通してきやがる
キャピタル・ヒルって名前のついた
ワシントンの丘の上から
頑張ってはみたけれど

話にさえもならないくらい
とにかく金に困ってる
金,金,金のことばかり
話をするのもイヤになるほど
とにかく金がないんだよ
人減らしに金減らし

それで一緒に話をしたよ
ドル札と
ちょっと年を取り過ぎた
あのオッサンの話をな **
じゃあみんな
一体どうすりゃいいんだよ?
金に振りまわされてる時は

とにかく金に困ってる

みんながこうやって
金のことばかり話してる

(補足)

* reaganomics・・・レーガノミクス(80年代のレーガン政権が取った経済政策)
** that old man who's over the hill・・・レーガン大統領のことだと思われます

(余談)

この曲は70年代から80年代初頭にかけてのイギリスの経済不況をきっかけにして生まれたそうで,失業(レイオフされて)金策に走るものの,周りもみな自分と似たり寄ったりの状況にあると気づくという内容です。なんとなく現在の日本の状況に通ずるものがあるような気もしますが,それにしてもSimply Redというこのバンド名,まさか「とにかく赤字」って意味じゃないですよね?

(勿論違います。元々Redという名前だったそうですが,あるライヴ会場で,そこの管理者にバンド名を他のバンドと混同されたため「Redです。ただのRed (Red, simply Red)」と答えたところ,そのまま名前がSimply Redで印刷されてしまったのがキッカケなんだとか。)

2 件のコメント:

  1. 初めまして、こちらのサイトよくお世話になっています。当時から大好きな曲でした。
    We're talking 'bout アベノミクス〜♪と歌いたくなりますね。
    ちなみに最後の方で"We're talking 'bout Nancy"と繰り返してるように聞こえますが(そう書いた歌詞サイトもありまして)このナンシーはレーガンの妻のナンシーですよね?
    日本版替え歌を作りたい気分です(T_T)

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。NancyがNancy Reaganかどうかは不勉強にして存じませんが,故ナンシー関でないことは間違いないと思われます。替え歌をお作りになった際には是非こちらでご披露ください。

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