2017年2月23日木曜日

Constant Craving k. d. ラング (k.d. lang)

「そうしたくってたまらないそんな思い(Constant Craving)」とは一体何なのか?おそらくそう考えたのは私だけではなく,k. d. lang当人にツイッターでこの曲の意味を聞いた人がいたそうですが,彼女はそれに「聖なる不満(divine dissatisfaction)」と答えたんだとか。彼女が「聖なる」という言葉を「不満」という言葉の前につけた理由はわかりませんが,ひょっとしたらその「不満」があったからこそ,人間はここまで来られたのかもしれません。
What does 'Constant Craving' mean?  Probably I'm not the only one who has the question.  I read that someone once asked k. d. lang about the meaning of the song on Twitter and she replied to it, saying it's about "divine dissatisfaction".  I don't know why she put 'divine' before 'dissatisfaction' but maybe it's dissatisfaction that has been keeping us human moving forward
Constant Craving  (k. d. lang)

Even through the darkest phase
Be it thick or thin
Always someone marches brave
Here beneath my skin

And constant (Constant)
Craving (Craving)
Has always (Always)
Been (Been)

Maybe a great magnet pulls
All souls to what's true
Or maybe it is life itself
That feeds wisdom to its youth

Constant (Constant)
Craving (Craving)
Has always (Always)
Been (Been)

Craving
Ah, constant craving
Has always been
Has always been

Constant (Constant)
Craving (Craving)
Has always (Always)
Been (Been)

Constant (Constant)
Craving (Craving)
Has always (Always)
Been (Been)

Craving
Ah, constant craving
Has always been
Has always been
Has always been
(Has always)
Always been
(Has always)
Always been
[fade out]

最悪の状況だって
いい時でも悪い時でも,たとえ何が起こっても
いつだって怖れずに進んで行ける人間が
自分の中にちゃんといて

どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

まるで磁石に引かれるように,たとえどんな人間だって
本当のことが知りたくなるのかも
もしそうじゃなくたって
生きているそれだけで,子どもは賢くなってくのかも

どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

何かを求める強い気持ちが
どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

何かを求める強い気持ちが
どんな時だって(どんな時だって)
そうしたくって仕方ない(欲しくってたまらなない)
そんな思いが今までずっと(今までずっと)
いつもそこにあったんだ

(余談)

Constant Cravingというタイトルを見て,真っ先に頭に浮かんだのは,ドラッグやアルコールだったのですが,どうやらこの曲に限ってはそれらを歌ったものではないようです。

k. d. langがゲイであることから,その文脈で語られることの多いこの曲ですが,仏教系の出版物であるShambala Sunに本人が語ったところによると,この曲は「輪廻転生」について歌ったものなのだとか。

ただ,具体的な記述がまったくない歌詞なので,当然のことながら様々なものに対する「欲求」の曲と捉えることが可能で,一般的によく言われる「財産」「地位」「名誉」に加え,アルコール,ドラッグ,もっと卑近な例で言うと,揚げ物,甘い物,ジャンクフード(すべて大好物です)などもその対象になるような気がします。

1 件のコメント:

  1. 方向性が真逆な両者を無理に合わせようとする関係は軋轢を生じますが、メタ的な次元でつながっていれば、離れていても相手が窮地に陥ったときは必ず助けるというものです。

    それはなんと呼ぶのでしょうね

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